電子機器メーカー様 IBM/ZOS 日立/VOS3 to IBM i -マイグレーション事例

マイグレーション成功事例

IBM/ZOS 移行

お客様は電子機器メーカー様で、IBM社のZOSと日立製作所社のVOS3の2機の汎用機を使用されていました。
2機のうち、最初に移行に着手したのはIBM/ZOSでした。
ZOSの移行資産はCOBOL、EASYのプログラム資産とIMS/DB、DB2、SAMのファイル、JCLが対象でした。

この移行作業の特徴としては作業の役割分担で従来は設計から単体テスト(機能テスト)までを弊社が主担当で作業する事が多いのですが、お客様の情報システム要員を活用しIBM iの開発スキルを早期に習得する事を目的として、設計から変換作業までを弊社が担当し単体テスト(機能テスト)以降をお客様が担当する役割でプロジェクトを進めました。

プロジェクトとしては1年半ほどでテストを終えサービスインを迎えました。

日立VOS3機 移行

ZOSの移行完了後は日立VOS3機の移行に着手しました。
移行対象資産はCOBOLをはじめ、Q、NHELP、KCORALと多くの簡易言語が対象となり移行後はCOBOLに統一されました。
VOS3機の移行でもZOS移行時の作業の役割分担で単体テストをお客様主体に実施頂き、1年4ヶ月の期間で無事にサービスインを迎える事ができました。
移行前は異なる汎用機2台を運用保守していたため、お客様情報システムのメンバーもそれぞれ2グループに分けれ別々に作業されていましたが、
IBM iに統合後は情報システム部のグループも1グループに統合され運用保守作業も軽減されました。

移行時の対象資産

ZOS

COBOL EASY JCL IMS/DB DB2
対象数 6200本 2900本 3400本 550本 700本

VOS3

COBOL Q NHELP KCORAL JCL PDM
対象数 2500本 1200本 500本 50本 1400本 350本
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